「自社のホームページを作りたいけれど、何から手をつけていいかわからない」
「専門用語が多くて、制作会社との打ち合わせが不安…」
ビジネスの成長を目指す上で、今やホームページは欠かせないツールです。しかし、初めてホームページ制作を検討される個人事業主様や中小企業の担当者様にとって、その道のりは複雑で分かりにくいものに感じられるかもしれません。
この記事では、そんなお悩みを抱える皆様のために、ホームページ制作の基本的な流れから、必要な要素、知っておきたい専門用語まで、企画から公開後の運用までを5つのステップに分けて分かりやすく解説します。
Web制作のプロフェッショナルである私たち、株式会社オールライトが、これまでの知見を基に、皆様のホームページ制作プロジェクトが成功へと向かうためのお手伝いをします。

なぜ今ホームページが必要なのか?
まず初めに、なぜビジネスにホームページが必要なのでしょうか。主な理由として以下の3点が挙げられます。
- 信頼性の向上(24時間働く営業担当)
現代において、顧客や取引先はサービスや商品を購入する前に、必ずと言っていいほどインターネットで情報を検索します。
公式ホームページが存在することで、事業の実態が明確になり、顧客に安心感と信頼感を与えられます。それはまさに「24時間365日働く営業担当」がいるのと同じ効果を持ちます。 - 新規顧客獲得の窓口
ホームページは、潜在的な顧客があなたのビジネスを「発見」するための重要な窓口です。
検索エンジンからの流入(SEO)やWeb広告、SNSとの連携により、これまで接点のなかった新しい顧客層にアプローチすることが可能になります。 - 情報発信の拠点
新商品やサービスのお知らせ、企業の最新情報、専門的なノウハウなどを自社のタイミングで自由に発信できます。
ブログなどを通じて有益な情報を提供し続けることで、見込み客を育成し、顧客ロイヤリティを高めることができます。
★ステップ1
【企画・戦略】成功の土台を作る最も重要なフェーズ
ホームページ制作は、家づくりに似ています。いきなり壁紙や家具を選ぶ人はいません。まずは「誰が住むのか」「どんな暮らしをしたいのか」を考えることから始めます。ホームページも同様に、制作に入る前の「企画・戦略」フェーズが最も重要です。
ここで決めるべきことは主に以下の5つです。
- 目的の明確化
何のためにホームページを作りますか?
(例:新規顧客からのお問い合わせを月10件獲得する、会社の認知度を上げる、人材を採用する) - ターゲット設定
誰に情報(価値)を届けたいですか?
(例:都内で飲食店を開業したい30代の個人事業主、自社のDX化に悩む中小企業の経営者) - 自社の強み・競合分析
競合他社と比較した自社の独自の強みは何ですか?
ターゲット顧客は、競合ではなく自社を選ぶべき理由を明確にします。 - コンテンツ企画
目的を達成し、ターゲットに価値を提供するために、どのような情報が必要ですか?
(例:サービス紹介、料金プラン、導入事例、お客様の声、よくある質問) - サイトマップ作成
ホームページ全体のページ構成を設計図に落とし込みます。
ユーザーが迷わない、分かりやすい構造を考えます。
この企画・戦略フェーズを丁寧に行うことで、プロジェクトの途中で方向性がブレることなく、成果につながるホームページを実現できます。
★ステップ2
【制作準備】ホームページを構成する要素と費用・期間
企画が固まったら、いよいよ制作の準備に入ります。
ここでは、制作にかかる期間や費用の目安、そしてウェブサイトを公開するために最低限必要なものを理解しておきましょう。
ホームページ制作にかかる期間と費用の目安
制作するホームページの規模や機能によって大きく変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。
| サイト規模 | ページ数の目安 | 制作期間の目安 | 費用の目安 |
| 小規模サイト(名刺代わり) | 5〜10ページ | 1.5〜3ヶ月 | 30万円〜80万円 |
| 中規模サイト(サービスサイト) | 10〜30ページ | 3〜6ヶ月 | 80万円〜300万円 |
| 大規模サイト(多機能サイト) | 30ページ以上 | 6ヶ月以上 | 300万円〜 |
費用には、企画構成費、デザイン費、コーディング費などが含まれます。
制作会社に依頼する場合は、これらの内訳を明確に見積もりしてもらうことが重要です。
知っておきたい基本用語
制作会社との打ち合わせで頻繁に登場する、最低限知っておきたい用語を解説します。
- ドメイン
インターネット上の「住所」にあたるものです。(例: allright.co.jp)
企業名やサービス名など、分かりやすく覚えやすいものを選ぶことが推奨されます。 - サーバー
ホームページを構成するテキストや画像などのデータを保管しておく「土地」のようなものです。
このサーバーにデータをアップロードすることで、世界中のユーザーがアクセスできるようになります。 - SSL (Secure Sockets Layer)
ユーザーがホームページとやり取りする情報(個人情報など)を暗号化する技術です。
SSL化されたサイトはURLが https:// から始まり、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されます。
現在のWebサイトでは必須のセキュリティ対策です。 - CMS (Contents Management System)
HTMLやCSSといった専門知識がなくても、ブログのようにテキストや画像を管理・更新できるシステムのことです。
代表的なものに「WordPress(ワードプレス)」があります。
★ステップ3
【デザイン・開発】設計図をカタチにする
企画と準備が整ったら、デザイナーやエンジニアがホームページを実際に形にしていくフェーズです。
- ワイヤーフレーム作成
ページの設計図です。
どこに何を配置するか(レイアウト)を決め、情報の優先順位を整理します。 - デザインカンプ作成
ワイヤーフレームを基に、色やフォント、写真などを配置し、完成形のデザインを作成します。
企業のブランドイメージを視覚的に表現する重要な工程です。 - コーディング
決定したデザインを、コンピューターが理解できる言語(HTML, CSS, JavaScriptなど)に変換し、ブラウザで表示できるようにする作業です。 - CMS構築・開発
お知らせの更新や実績の追加などを自社で行えるように、CMSの導入や必要な機能の開発を行います。
このフェーズでは、制作会社と定期的にコミュニケーションを取り、認識のズレがないかを確認しながら進めることが成功の鍵となります。
★ステップ4
【公開と最終チェック】いよいよ公開へ
開発が完了したら、いよいよホームページの公開です。しかし、公開ボタンを押す前に、必ず最終チェックを行いましょう。
- 誤字脱字のチェック
全てのページの文章を一通り読み返します。 - 表示確認
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、異なるデバイスやブラウザで正しく表示されるか(レスポンシブ対応の確認)を確認します。 - 動作確認
お問い合わせフォームは正常に送信されるか、ページ内のリンクは切れていないかなどをテストします。
全てのチェックが完了したら、サーバーにデータをアップロードし、世界中にホームページを公開します。
★ステップ5
【運用・保守】ホームページは「公開してからがスタート」
多くの人が勘違いしがちなのですが、ホームページは「公開したら終わり」ではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。ビジネスの成長に合わせて情報を更新し、より多くの人に見てもらい、目的を達成するための「運用・保守」フェーズが待っています。
主な運用・保守作業
- コンテンツの追加・更新
ブログでの情報発信、実績やお客様の声の追加など、常にサイトを新鮮な状態に保ちます。 - アクセス解析
Google Analyticsなどのツールを使い、どのページがよく見られているか、ユーザーがどのようなキーワードで訪問しているかを分析し、改善に繋げます。 - SEO対策 (検索エンジン最適化)
Googleなどの検索結果で上位に表示されるための施策です。
良質なコンテンツの追加や、内部構造の最適化を継続的に行います。 - システム保守
CMSやサーバーの定期的なアップデートを行い、セキュリティを維持します。
これらの運用を自社で行うのが難しい場合は、制作会社に保守・運用サポートを依頼することも可能です。

成功するホームページ制作の鍵はパートナー選び
ホームページ制作は、企画から公開、そして運用まで、多くのステップを踏む長期的なプロジェクトです。特に初めて制作される方にとっては、専門的な知識も必要となり、不安に感じることも多いでしょう。
だからこそ、信頼できる専門家をパートナーに選ぶことが、プロジェクト成功の最も重要な鍵となります。
株式会社オールライトは、お客様のビジネスを深く理解するための丁寧なヒアリングを重視し、企画・戦略フェーズから公開後の運用・改善まで、一貫してサポートいたします。私たちは単なる「制作者」ではなく、お客様のビジネスを成功に導く「パートナー」として、共に歩んでいきたいと考えています。
「何から相談していいかわからない」という段階でも全く問題ありません。まずは、あなたのビジネスの夢や課題をお聞かせください。Webのプロフェッショナルとして、最適なご提案をさせていただきます。


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